はじめに
うちの一人目ティーミンは、小学一年の夏休み前になっても、十数文字しかひらがなが書けませんでした。
ひらがなが書けるよう家で練習するように、学校からも言われました、が。
ひらがなを書く練習をする前に、その時点で書ける字と覚えていない字を振り分ける必要があります。練習すべきなのは、覚えていない字だからです。
我が家でやった方法は、【ひらがな表を作る】方法です。
ひらがな表を作る方法
私が「あ」と言い、ティーミンが「あ」と書きます。
言われたらすぐ書ける字は、練習しなくてよいです。
書けない字は空白にして、さっさと次に移ります。
後から思い出せたら、該当の空欄を埋めます。
でも、すぐ書けなかったので練習の対象です。
後から見直してわかるように、小さくマークをつけます。
46音終わったら、思い出せなかった字を埋めていきます。
これらにも、後から見分けがつくようにマークをつけます。
思い出すきっかけになった字があったら、メモしておくのも良いです。
例えば、【ほ】を【は】から思い出すとかです。
子供自ら、「【い】と【り】は似てるよね」など話してくれることも有ります。
子供が字を思い出す過程を把握することができたら、子供が字を思い出すのに有効なヒントを出せるようになったりします。
これで、ひらがなを「書ける字」、「時間をかければ書ける字」、「全然思い出せない字」に振り分けられました。
ひらがな表が出来上がったら
この頃のティーミンは、失敗や間違いを指摘されるのをとても嫌がりました。
このひらがな表を作る最中も、思い出せない字を飛ばすよう指示すると悲しそうな顔をしました。
「今の段階でどこまで出来ているか、確認するためにやってるんよ。」
と説明しました。
そして、出来上がったひらがな表は、マークがついた字ばかりでした。
ティーミンは、マークだらけのひらがな表にがっかりしたようでしたが、私はそうは思いませんでした。ティーミンの成長を感じたからです。
「頑張ったなあ。4月の時に比べたら、たくさん書けるようになってるよ。」
そう言うと、ティーミンはうれしそうにしていました。