二人目じゃないよ自腹だよ

アラフィフ主婦のダイエット(40代半ばで人生初の10キロ減成功)と子育て中心の雑記ブログです。

ひらがなのオリジナルトレーニングのやり方

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うちの一人目ティーミンは、小学1年の夏休み前になっても、ひらがなをほとんど書けませんでした。その後、発達性読み書き障害と診断されています。

今回の記事は、ティーミンに合わせて私が考えたひらがなのオリジナルトレーニングの具体的なやり方です。

くどいようですが、あくまでもうちの子がうまくいった方法で、誰にでも合う方法ではありません。それでもこの方法を公表している理由については、以下の記事に書いてあります。

 

akanekaachan.com

 

以上の点にご留意の上で、この先をお読み頂きますようお願いします。

 

はじめに

夏休み中、うちの一人目ティーミンとひらがなを覚える練習をするのに使ったメインの教材は、『ぐりとぐらカルタ』でした。

※なぜ『ぐりとぐらカルタ』での練習なのか、詳細については以下の記事をご参照下さい。

 

akanekaachan.com

 

 『ぐりとぐらカルタ』は、車移動の時は必ず持って行きました。ティーミンには、前もって「夏休み中にひらがなをマスターする」と意思確認していたのもかかわらず、いざ練習となるとテンションがダダ下がること多数でした。

だから、勉強机に座って学校みたいにやるより、隙間時間に集中することにしていました。

車での勉強の良いところは、子供はチャイルドシートに固定されている(ので絶対逃げない)ということです。

 

具体的な進め方

さて、やり方はこんなカンジです。

①今日の課題の発表

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さあ今日の三文字は、『す』と『せ』と『と』。覚えてる?

覚えていると答えたら、空中に指で書かせます。書けたら「すごい」と褒めてあげられるし、書けなくても別に構いません。どちらにせよ、初回なので練習します。

 

②読み札を読む

一度、読み札を読み上げます。そして、絵札を見せて字を確認します。絵札の可愛いイラストを気に入り、

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この毛虫カワイイよ、ぼく大好き!

そこから字を覚えたこともありました。

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毛虫ちゃんの【け】!

 

③読み札を読みつつ文字を書く

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じゃあ次にゆっくり読むよ。『す』を聞いたら、空中でできるだけ大きな『す』を書いてね。


説明の後、読み札を読み上げながら、該当の文字のところで、子供と一緒に空中に指で大きく文字を書きます。これを3回ほどやります。

 

④練習している文字がつく言葉を考える

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そしたら、『す』のつく言葉を考えてみよう。読み札に出てきた言葉以外でお願いします。


ティーミンの音韻意識を向上させたくてやっていた課題です。
毎回5つほど挙げるよう言っていました。ですが、自力で探せるのは1つあればいいほうでした。

出来ない時は、ヒントを与えます。

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今日持ってきたカバンについてる、綺麗な音が鳴るそれは?

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あ、『すず』!


これで、一文字めが終了です。

 

⑤上記の①〜④を繰り返す。

この調子で、今日の課題を終わらせたら、次は前日の復習です。覚えていたら褒め、空中に指で書くメインの練習回数を減らしたり、該当の文字がつく言葉を考えるのをとばすこともありました。覚えていなければ、今日の三文字と同じ要領で練習をします。ちなみに、ここでの『覚えている』というのは、言われた文字はすぐ書ける状態を指します。


練習日が6日目以降の時は、5日前の復習も引き続きやります。これも、前日の復習と同じ要領です。つまり、最大で9文字練習する事になります。
日数が経つほど練習する文字は増えるのですが、覚えている文字も増えていくので、練習の時間は短くなっていきました。


この練習を1日2回することもありましたが、ほとんど1日1回しか出来なかったです。でも、夏休みが終わる頃にはほぼ完璧にひらがな(清音のみ)をマスターしていました。

 

トレーニングで一番大事なこと

それから、ひらがなの練習をするときに親として心がけていたのは、【褒めること】、【責めないこと】です。


「なんで覚えてないの、あんなにやったのに!」


と言うのも、思うのすらもダメです。
親ががっかりすると、子供は敏感に察します。傷つき、やる気を失い、練習が進まなくなります。


また、ティーミンは態度が悪いこと多数でした。寝っ転がったり、ふてくされたりしていました。正直イラっとします。でも、それはあえて指摘しないようにしていました。『空中で指で大きな字を書く』、『該当の文字が入った言葉を言う』の二点に取り組むことが大事なので、それさえしていればあとのことには目をつぶり、ひたすら励ましていました。

「いいね、その調子」とか、「昨日より覚えてるね」とか、「あと少しだから頑張ろう」とかです。


読み書きの苦手な子は、「出来ないこと」を指摘されることが多くて、自信を失っていることが多いそうです。だから、せめて親だけは「出来ていること」に着目して褒めて、子供の自信を取り戻させてあげたいですよね。