『小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』をご紹介します。
はじめに
うちの一人目ティーミンは、小学1年の夏休み前までひらがなを覚える事ができませんでした。
私は彼の記憶力の問題なのかと思い、解決策を知りたくてこの本を読みました。
※なお、このブログで散々書いていますが、うちの一人目は『発達性読み書き障害』と診断されています。
本の内容について
この本は、『記憶をどう定着させるか』というテーマをわかりやすく、また勉強法にどう繋げるかを具体例を挙げて説明しています。
この本によると、記憶力の良し悪しは生まれつきのものではなく、脳の使い方によると書かれているのを読み、大いに励みになりました。
おすすめポイント① 短期記憶の活用方法について
この本を読むまで、私はティーミンの短期記憶(ワーキングメモリ)をどう増やすかを考えていました。でもこの本によると、短期記憶(ワーキングメモリ)を増やすのは難しく、むしろ短期記憶の活用方法を上手にするのが大事なのだそうです。
何か難しいことをする必要はありません。ほとんどが、私達が子供の頃やっていることだからです。
例えば、歴史の年号や平方根の覚え方です。
794年に何があったか覚えるのに、【ナクヨうぐいす平安京】、
2の平方根の1.41421356を覚えるのに【ひとよひとよに、ひとみごろ】、
と数字にダジャレを入れたら楽に覚えられたことはありませんか。
全く意味を持たないことを覚えるのはとても難しいですが、何らかの意味や規則性を持たせると覚えるのが簡単になるのです。
おすすめポイント② 効率の良い復習について
また、勉強は【復習が大事】とよく言われますが、あなたはその理由を説明できますか。この本では、その理由を科学的な根拠をあげて説明しています。だから、とても納得できました。
この本の後半には、国語、算数、理科、社会と科目別のおすすめ勉強法も載っていて、参考になります。
小学生の子がいる保護者におすすめ
子供の教育方法の本は沢山出版されていますが、発達障害があるうちの子には当てはまらないと感じるものが多くあります。
でも、この本は誰にでも役に立つはずです。実際、うちの一人目ティーミンのひらがな学習を考える上で、とても参考になりました。
学習障害の子といえば我が子しか知らず、他の学習障害の子の話は書籍で読んだだけというオバさんの私見ですが、学習障害だから全然頭に入らないということはないようなのです。少なくとも、うちの一人目ティーミンは、彼に合う方法でなら、ひらがなが書けるようになりました。
つまり、学習障害とは『その子にとって合理的な方法でしか知識を吸収できない』ということだと私は思っています。そういう子だからこそ、この本に掲載された効率的な学習法がピッタリです。もちろん、学習障害の子に合うということは、どんな雑なやり方でも頭に入る定型発達の子にも使えるってことです。
【うちの子は、がんばっている割に成績が上がらない】と感じている人は、ぜひ一度読んで頂きたいです。