はじめに
実は私、35歳をすぎてから結婚しました。
夫とは、結婚相談所の紹介で知り合いました。
うちの夫はロマンチストなので、私が婚活期間5年以上、結婚相談所は3箇所渡り歩き、お見合い回数100回以上の婚活ベテランだったなんて話は内緒にしています。
今回は、夫に出会う前にお見合いし、交際して、お相手はいい人だったけど結婚まで至らなかった話について書きます。
差がありすぎた
私自身は、もともと男性の身長にこだわりはありませんでした。
でも、その考えが180度変わったのは、身長185センチ以上の人と交際したことがきっかけでした。
『一人暮らしを始めたから新しいテーブルがほしい』とのことで、ふたりでイケアに出かけました。
彼は、床に座って使うテーブルを想定していました。
あれこれ見て回って、天板がガラスでできた小さなテーブルを指して『これがいいかな』と言いました。
とても綺麗なテーブルで、私も『いいですね』と言いました。
私は、テーブルの前に試しに座ってみました。
そして気付きました。
私には、テーブルの天板の高さが合わなかったのです。
もしここでご飯となったら、低めの座椅子がほしいなと感じました。
次に、ダイニングテーブルのコーナーに来ました。
ここでも、彼がちょうどよいと感じる高さが、ことごとく私には高すぎました。
これが日常なら、とふと考えました。
物凄く合わないわけではないけど、家具や道具など、普段使うもののサイズがちょっとずつ合っていないことが積もり積もったら、結構なストレスになりそうだなと。
もちろん、彼が私に合わせるのも、同じ理由でしんどいでしょう。
身長差20センチ以上を埋めて、お互いにストレスのない生活をするのは、なかなかに難しそうだと私は思いました。
そして、結婚相手の条件に、『身長差がありすぎないこと』という条項を密かに付け足したのでした。
ちなみに、今使っているダイニングテーブルと合わせて買った椅子も、深く座ると足が浮いてしまうんですよね。その話を夫にすると、「え、俺にはピッタリやけどなあ」と驚いていました。
逆に、夫は背伸びすると天井に手をぶつけてしまうことがあるらしく(部屋の一部で天井が低い場所があるんです)、「もっと天井が高ければ」とぼやいています。でも、身長155センチ程度の私には、全くピンときません。
知っている人同士でも、案外気づいていない『差』ってあるのかもしれませんね。