ティーミンは、小学1年の夏休み前まで【しりとり】ができませんでした。
「【りんご】の【あ】」とか、フツウに言っていました。
専門家っぽく言うと「音韻意識が低い」子供で、読み書きが苦手な原因のひとつに挙げられます。
例えば、「りんご」という言葉が3つの音で出来ているとか、真ん中の音が「ん」だとかわかるのは、音韻意識によります。
読み書きが苦手な子には、しりとり遊びが推奨されます。
がしかし、音韻意識が低い子の親にとって、かなりの重労働です。
「りんご、次は【ご】のつく言葉だよ」と教えても、子供は考えている間に何の音か忘れたり、別の音にすり替わったりするんです。親の忍耐力が試されます。
我が家では、しりとりがかなり高度な遊びだったので、もっと気軽にできるところからはじめました。
当時、ティーミンは恐竜にハマっていました。恐竜って、「サウルス」で終わる名前が多いんですよね。だから、「【サウルス】がつく恐竜の名前を交互に言うゲーム」は、喜んでやってくれました。
お子さんが好きなものでお題を考えるのが、コツです。昆虫が好きなら、名前に色が入る虫の名前とかどうでしょう。「オオ」が最初に来る名前も多いから、取り組みやすいかもしれないですね。
恐竜バージョンなら、【サウルス】がつかない恐竜の名前、最後が【ス】で終わる名前、最後が【ン】で終わる名前などのお題が考えられます。
こういうゲームは、すきま時間にやるのがいいかもしれません。車や電車で移動中とか、お風呂で湯船に入っている時などです。ほかにやることがない時なら、子供はゲームの誘いにノッてきやすいです。
このゲームの良いところは、【子供を褒めやすい】ということでしょうか。「たくさん覚えているね」とか、「よく思い出したね」とか、子供が自信を持ちやすい声かけをしてあげやすいです。
一度、試してみてくださいね。