子供が興味を持つかわからないのに買っちゃったものってありませんか。教材とか、おもちゃとかです。それとも、そんな見切り発車してしまうのは、私だけでしょうか。
つい最近、あるものを買ってしまいました。子供と一緒にやってみたかったカードゲームです。
それが、『免疫レンジャー』です。
舞台は、私たちの体の中です。手持ちの免疫細胞のカードで、場に出された病原菌やウイルスのカードと勝負するゲームです。
このゲームを通して、子供は『なぜ病気になるのか』とか『バイ菌が入ると体の中で何が起こるか』とか、目では見られないことを理解できそうです。
そして、このゲームは一人から出来て、複数人でする場合は『協力プレイ』式なんです。
うちの息子は勝負に負けると怒り出すので、アナログなゲームを家族で楽しむにはコツがいるのですが、こういう我が家限定の悩みも解消できそうです。
それで『欲しい!』と買っちゃったんですが、なかなか子供の前に出せない状態になってしまいまして。
‥というのも、うちの一人目ティーミンは、興味の幅が狭いのです。しかも、ネガティブな感情が記憶に残りやすくて、ちょっとしたことで『嫌だ』と思ったら完全に拒否されてしまうこともあります。
せっかく買ったから、何度も楽しくゲームしたいと願う母にとって、ティーミンに『人体の免疫システム』について興味を持たせるのが、まず最重要課題になります。むむ、難しい。
とはいえ、実は全然脈なしでもなかったんです。うちにある人体の図鑑で、ティーミンが気に入ったのが、免疫システムに関するページでした。でも、それは4歳頃の話です。最近は全く話題に上ったこともありません。
そんな時、良いものを見つけました。アニメ【はたらく細胞】です。
※リンクは、マンガです。
私たちの体の中で働いている赤血球や白血球などの細胞が擬人化された話です。赤血球は酸素などを運ぶ役目ですが、白血球(好中球)は病原菌やウイルスと戦います。私が探していた物に、まさにピッタリです。
たまたまアマゾンのプライムビデオで、『はたらく細胞シーズン2』が公開されていました。さりげなくティーミンの前でそのアニメを流してみると、見事に食い付きました。
作戦成功です(やりました!)。
ちなみに、スピンオフの【はたらく細胞Black】もあります。ブラックな職場(不健康な生活をしている人の体と思われます)で悪戦苦闘する細胞たちの話で、後味はかなり苦かったです。
うちの子は第1話を観て、『ぼくは大人になってもタバコは吸わないよー!』と号泣し、その後は全然観ていません。
免疫システムについて、【はたらく細胞】で興味を持ったところで、私はティーミンに切り出しました。
『【はたらく細胞】みたいなカードゲームがあるけど、やってみる?』
ティーミンは、『やる!』と即答しました。
それから、ここ最近は3日に1回、『免疫レンジャーやろう!』というほど気に入ってくれました。
その場にいる皆がチームになるので、勝てれば喜びを分かち合えるし、負けても『悔しいね』と言いつつも楽しめます。おすすめです。