半年かけて準備した一大プロジェクトが、先日ついに実行されました。
そのプロジェクトとは、
【自宅で手作り、流しそうめん!!】
説明しよう。【自宅で手作り、流しそうめん!!】とは。
うちの一人息子ティーミンが数年前からやりたがっていた流しそうめんを、装置を自作してやってみようという企画である。
本当は、とあるYouTuberさんが紹介していた【ジェットスライダー式流しそうめん機】を買ってくれと何年も前からねだられていたのです。
‥が、諸般の事情(というより、お手入れやらコスパやらの私の事情)から、保留にしていました。
本当は、自作の流しそうめん装置なんて、と私は反対していたんです。【装置が壊れてそうめん台無し、部屋水浸し】にでもなったら、と思うとイヤだったんですが。
「そうなったら、俺がなんとかする」という夫の言葉を信じて、やってみることにしました。
夫がペットボトルを切り開き、私がそれを洗って乾かしました。それをテープでしっかり繋ぎ合わせて、椅子を支えに、ななめに置いたら完成です。もちろん、終点には鍋とその上にザルをセットするのを忘れずに。
そんな単純な装置になぜ半年と思われるかもしれません。単に、自作を思い立ったのが冬だったからです。(季節が良くなるのを待っていました。)
‥思えば、長い道のりでした。ティーミンにとって人生初の流しそうめんは、とあるイベントでのことでした。まだ幼稚園児で、補助ハンドルつきのマイ箸を持っての参加でした。
「右利きなら上流に向かって樋の左に立て」という私の忠告を無視して、右に陣取った挙句、そうめんのスピードについていけず、結局樋の終点で止まったそうめんを啜るという、
それ、【ざるそば】やん!!!
と、関西人ならずともツッコミたくなる状況でございました。
あれから3年、ティーミンは補助ハンドル付きの箸と幼稚園を卒業し、小学校で給食を完食し、水泳教室でバタ足ができるまでになりました。
おそらくそうめんのスピードにも対応できる身体能力も有しているハズ‥!
では、樋にティーミン一口分のそうめんをセットします。やかんから水を注いで、下流で待つティーミンにそうめんを流します。
果たして結果は‥。
はい、取れました。(良かった)
うちの一人目ティーミンは小食ですが、この日はそうめん2束近く食べました。とても楽しかったのか、「またやりたい」と言っていました。
お出かけの機会が減って退屈しているご家族に、特にオススメです。
ではここで、試してみたい方に向けて、我が家で使った流しそうめん装置の材料と作り方についてご説明いたします。ご参考にしていただけると、幸いです。
【材料】
●コーラなど、炭酸飲料の1.5リットルペットボトル。7本使用。
●養生テープ。
【作り方】
●ペットボトルの同じ太さの部分から、素材を2枚作ります。太さが違う上と下を切り落とし、筒を切り開いて2枚にすると言えば、わかりますでしょうか。我が家では、13枚使いました。
●ペットボトルから作った素材を洗って、乾かします。素材はくるんと筒状になりますが、繋いで樋にする時、開き具合を調整できました。「箸が入らないのでは」と心配しなくても大丈夫です。
●養生テープは、ポリエチレン製のを使いました。流しそうめんの最中に樋が壊れないよう、素材同士はある程度重ねて、しっかり貼り付けます。
【その他、気づいたことなど】
●我が家では、ダイニングテーブルと椅子を支えに使いました。テーブルの高さはおよそ74センチ、椅子の背もたれの間の高さ60センチの間を通して角度調節しました。
●夫とティーミンとが、同時に流しそうめんにチャレンジしました。一人なら余裕、二人だとギリギリ、三人だと誰かが樋の反対側に立たないと無理という感じです。
●上にも書きましたが、右利きなら上流に向き合って樋の左に立つのがお勧めです。流れてきたそうめんに箸を突っ込んで、上流に向けて掬い上げれば簡単に取れるからです。
●個人差はあるでしょうが、やはり補助ハンドル付きの箸を愛用している年代のお子さんは、流れるそうめんのスピードに対応するのは難しいのではと思います。
ジェットスライダー式流しそうめん機もやってみたいけど、我が家では当分上記の方法で流しそうめんを楽しみます。
今週のお題「そうめん」