音韻意識が低いと、読み書きが苦手になりやすいそうです。
例えば、「りんご」という言葉が3つの音で出来ているとか、真ん中の音が「ん」だとわかるのは、音韻意識によるものです。
読み書きが苦手な子は、しりとり遊びを推奨されることがあります。
でも1年生の夏休み前のティーミンには、しりとりは空を飛ぶより難しいことのようでした。
そもそも、当時のティーミンは、言葉が幾つの音でできているかもよくわかっていませんでした。(ちなみに、今でもまだあやふやなところがあります。)
そこで、言葉の音の数に着目した言葉遊びをします。専門家っぽく言うと、言葉の音の数は、【モーラ】と言います。【モーラ】は、文字の数ではありません。拗音は、ひとつと数えます。例えば、「昆虫」という言葉は、モーラなら「こ、ん、ちゅ、う」で4つになります。
さて、言葉遊びの具体例ですが、初級編としては、同じ音の数の言葉を集める遊びです。つまり、「あひる」や「かつお」などの3音の言葉を集めるなどです。
子供がちょっと頑張れば出来るレベルがおすすめです。言葉を言いながら、指を折ったり手を打ったりして、一緒に数を確認しましょう。
また、子供が言った言葉(かもめ、3つ)より音が多い言葉(かたつむり、5つ)を親が言うルール、なんてのはどうでしょう。
ティーミンと初めてこのルールで遊んだ時、「ごみ収集車」と言われて目がテンになりました(ちなみに、ごみ収集車のモーラは7つです)。親が「参った」と言うと、子供は大喜びします。
トレーニングだと肩に力を入れずに、親子で楽しめるといいですね。